甘酒しるこ

甘酒しるこ

 今日は一日中家の中で過ごしました。
 1年ぐらい前から米麹を使って甘酒を作っています。なくなったら作ると言う風で、冷蔵庫に切れていることはあまりありません。最初のうちはお粥と麹を混ぜていたのですが、もち麦入りのご飯と麹で作るようになってからは、ずっとそれを作り続けています。もち麦のプチプチ食感が何とも美味しくて、病みつきになったままです。夏場はともかく冬場でも冷蔵庫から出してそのまま、温めることなくいただいています。仕事から帰ってすぐにいただくのは、ほんとに体にしみわたるように美味しさが広がります。
 NHKの番組「グレーテルのかまど」でこの前見た「甘酒しるこ」が気になってました。常備している甘酒とお餅なので、直ぐに出来ます。お餅を小さく切って焼いて、こればかりは甘酒はお鍋で熱々にしました。
 「グレーテルのかまど」は15代目ヘンゼル役である瀬戸康史がいつも留守でいない姉のグレーテルのメモを見ながら、グレーテルの為にスイーツを作ると言う設定。出来上がったらいつも帰ってくるのですが、姿は見れません。お姉ちゃんの為にかいがいしくおやつを作って待っていてくれる、こんな弟がいたら幸せだわ。
 この番組、最初に偶然観たのが「樋口一葉のおしるこ」でした。樋口一葉の若い日の出来事を吸いつくように見ていました。と言っても樋口一葉は若くして亡くなりましたが。物語の中からであったり、人物の思い出の中からだったり、その登場するスイーツに因んでのエピソードが、レシピを挟んで描かれていて好きな番組です。
 ちなみに「甘酒しるこ」と言うのは、漫画『聖☆おにいさん』にでてくるのだそう。作者の中村光さんにとっては「甘酒しるこ」と言うのは、ごく当たり前なずっと食べてこられた郷土の料理なんだそうです。甘酒とお餅、わたしにとっては思いもよらなかった組み合わせですが、ほっこりと体も心も温まって来る、和むスイーツでした。この冬、これから登場すること間違いなし。きっとこれから毎年も。