山形食パン・いちご大福

いちご大福


いちご大福を作ろうと白あんを買っておいたところ近所のFさんにも白あんをいただいたので、もうこれは作るほかない!というわけで、ふんだんに白あんを使って(・・と云ってもそんなには・・)
皮は白玉粉だけで作ってみた。
イチゴの甘酸っぱい酸味と白あん、皮の甘さのバランスが美味しい!Nくんの大好物である。真夜中、帰宅したMと食べていた。明日の朝Kさんが見つけてお弁当と一緒に持っていくだろうからすぐなくなる・・・ので、また明日の朝時間があったら作ろう!中のいちごはもっと立派なものだといいかも。

昨日の朝、近所の桜を見てると急に、私が育った斑鳩の風景が逆流のようにどんどん目に浮かんできた。三室山と呼ばれてる小高い丘は全体が桜の木に包まれやわらかなピンク色になる。私が住んでた家からそこまでの道の風景、道端に咲いてたタンポポやスミレや〜〜、竜田川という川を横切るのだが、その川を見下ろす場所に母が借りていた畑があり・・・楽しそうに野菜の世話をしてる、そして私に話してる底抜けに明るい母の顔が浮かぶ。
思い出そうとしたわけではないのに、ふと桜が咲いてる風景を見てどんどん懐かしさやほのぼのした場所へと心が向いていた。

(十代のころ読んだ)アポリネールの恋人だったマリーローランサンの詩だったかしら?悲しい女が並べ立てられ、忘れられた女が最後に悲しい女だったけど、評者はその最後に「一番悲しいのは思い出のない女です」と付け加えていた。同感したのを覚えている。