洗濯竿に光さす午後

お洗濯を取ろうとして写真を撮ってしまいました。
 あまりにも、この日常が愛おしく感じてしまったんです。日の光が洗濯竿にもやってきて、風に揺れる洗濯物がはずんでるように見えたんです。
 黒いマニキュアを塗った手で、焼きそばを食べて今夜のライブに〇〇に行くから、〇〇駅まで送ってくれる?と訊く息子J。
 ぼさぼさ頭で、彼なりのいけてるグラサンにそれなりのファッション。。もちろんOKよー。  長男のJは、大学を卒業して1年と8ヶ月ほどアルバイトのままで、所謂フリーターだった。就職して、9ヶ月ほど経ったかな。朝から夜まで、一生懸命(多分)働いている。お給料の半分近くは、家に入れてくれて家計を助けてくれている。
  給料日の日に、いつもさりげない場所に、そこらへんに置いてあるなんかを重石にして、彼の汗のかたまりが置いてある。あくる日の朝、「ありがとうね、助かるわっ」て言うと、決まって「えー、なにがぁ?」と照れるJ。
 私たちにはあとふたり息子がいて、まだまだ???。だけど、いつも感謝している。きっと、MもNくんも見えないところで頑張っているんだね・・・ふと、そんなことが書きたくなった、とある午後です。