なにげなくATMにて〜

 午前中に近くのスーパーにある銀行のATMへと出かけた。
 雨の土曜日、あ、雨は降ってなかったっけ。傘を差してなかったもの・・朝のことなのにもうそんなことは忘れてしまっている。何行(?銀行)か並んでいるが、お目当てのATMは中に人がいて順番に並ぼうと何となくぶらっと立っていた。
 ふとこちらに歩いてくる男性と目が合ったけど、何とはなしに目を違うところにやったりしていると、こちらに視線を感じたので、今度はしっかりと見たら、そこにほほ笑みがあった。
 心の中で「えーと誰だったかなあ?確かに見覚えのある・・・・」と急いで思い出そうとしているのだけど、とりあえずほほ笑みで返したのだ。その男性も目的は同じATMだったらしく当然、私の後ろへと並ぶことに・・。あぁ、ちょっとだけ気まずい雰囲気、こんな時たいがい自分の方から何か話しかけるんだけれど、まだ誰だったのか思い出せずにいる私は話しかけ辛くて。
 そしたら、「久しぶりですね・・」「子供さん、お元気ですか?」「○〇校に来てもう5年になりました」などと、話してこられるうちに、思い出してきたのです。「何年もお会いしてないですよねぇ・・・私のこと判ってくださってよかったぁ。」などと、いつものようにお茶目?な自分にやっと戻っていけたのでありました。
 どなたなのかがはっきりしてからは、すっきりとよどみなく「家の子は、私のことを友達みたいに思っているから何でも話してくれるんですよ」と言うと、「子供も高校3年になると大人と同じような感覚で話してくれる」・・彼はずーと高校3年を受け持ってこられたという。いやー、久しぶりに(というか以前にも話をこんなにしたことは無かったぞ)話してるうちに、待っているATMのドアが開いて「それじゃあ」と・・・・。こんなにだらだらと書いて、なにもありません、ただそれだけのことです。が、ほほ笑みがちょっと嬉しかったのは事実で。。