ごく平凡な、ささやかな日常

梅酒を漬けた。
 近所のSさんちで採らせていただいた梅を昨日と今日で漬けた。5ℓビンで4個、残りはKさんが梅干を漬けると言い出した。梅干をつけるのに今無いものは、漬物石だけだったのでホームセンターへと買い求めに行った。(いつも思う・・・すごい行動力だ!)

昨日は、2瓶の梅酒を二人で漬けたのだが、今日はKさんが漬物石を買いに走ってるあいだに後2瓶を漬けこんだ。と言っても、しんどい作業ではない。梅と氷砂糖を交互に入れ最後にホワイトリカーをゆっくり注ぐだけなのだから。

Kさんは梅干担当、私は梅酒担当・・てな感じになったのだ。
調度いい頃合の重石を買ってきて、料理の本とにらめっこしながら梅干作り担当のKさん。

私も、さあて〜出来た出来た! と思いきや〜まだ忘れ物が〜昨日ざるに水切りしておいたもう一つのボール(梅)を発見してしまった。あ〜〜、また明日ホワイトリカーと氷砂糖を買ってきて漬けなきゃ・・。 ほんとに沢山採らせてもらったのだなあ。

去年漬け込んだ梅酒の梅は、冷蔵庫に冷やしてぼちぼち食べようと思っていたが、昨日の朝刊にレシピが載っていた、梅入りケーキを作ってみた。酸味と甘みとバターが溶け合って美味しくてまたすぐにでも作りたいので、あの梅は多分あっという間になくなるだろうな。

昨日・今日とリビングと台所は梅の匂いがぷ〜〜ん、としていた。これはとても小さな、しかしかけがえの無い幸福な匂いなのかも・・・などと、普段思いもしないことを思ったりして、そんなわけでごく平凡な日常を撮ってみたくなり、とある6月の日記の1ページにした。

ごく平凡なささやかな家の玄関の鉢植えと、私の小さな台所の小窓のバラなんかがとてもいとおしく思えた一日だった。みんな、Kさんが植えてくれたものだね。(認めるよ・・・私には無いその面倒見のよさや、私には無い実行力。。)