ブラウニー

ブラウニー

 午前零時を過ぎて、やっと今日は落ち着けた。こんな生活だもん・・
 師走に入った最初の土曜日、道路に走る車は溢れている。そりゃそうね、いつも走らない道を私だって走っているのだから。
 忘年会に出るKさんの送迎、たまたまJの仕事の送迎。予定外の時間・予想外の混み具合に焦ったり、申し訳なかったり思いながら車の中で時計は進んで行く。
 Kさんを忘年会に送ってから、その足でJを迎えに行く時間は、かなり遅れてしまった。待ち合わせ場所を何度か変更して、やっと待ってる場所に着いた。手に持っていたのは、時間つぶしに調度良かったと言って買ってくれた紅茶の葉だったりして・・。
 「遅くなってごめんね」と言いながら、あぁ、やっと家に帰れると思っていたんだけど。「いいよいいよ、、ねぇ、鶴亀行かない?」と博多ラーメンのお店に行こうと言ってきた。「うん、行ったことないし行こっかぁ!」と、そりゃ言いますよ。気が付けばガソリンも底をついてきてるしまずはスタンドを見つけて、はいっレッツラゴ。
 Jが好んでよくいく博多ラーメンのお店の濃いトンコツには私は多分合わないだろうなと想像していたんだけど、思ったよりいけてました。ま、Jのおごりだしね。どれする?と聞いてくれて食券も買ってくれる。うふっ、ありがとー!意外とカップルがいてちょっとびっくりかな。私たちのようなハハと息子ってのは、ないカップルだよね多分・・。
 ラーメン屋さんから家に戻り、バイトに行っていたNくん・出かけていたMが帰宅してまた今度は栄にと行くらしい。バンド練習のためにスタジオに入るため、深夜に出たり入ったりしている。こっちも忙しい、今度はKさんのお迎えコールを待つ・・。何時になるか分らないので、パンなど焼けるわけがない。
 明日の朝、もしかしてパンがない?仕方がなーい、朝起きて焼くかな。夜中にお迎えから帰って、スピーディに焼けるブラウニーを作ったのでした。
Jの気持ち・・ジャンピングしてきっとおいしい・・