四国への旅その2

旅の宿で乾杯


 お寺での法要以外は全く気の向くままのお気楽旅でした。出発前に3泊の宿だけは取っておきましたが、どういうコースでどこに行くかは気の向くままです。2泊目の宿は今治でしたので、夕方のチェックインまでに宇和島からどこを通っていくか。この旅は、気の向くままと言っても邦ちゃん任せの気の向くままです。
 2日目の13日(日)石鎚山に行こうと言うので「行こか」と決まり。また山登り!と言っても、石鎚山登山ロープウエイを使い、降りた駅のすぐ近くを軽く歩いたところに腰かける広い椅子とテーブルがあったので、そこでお昼ごはんを広げました。朝、ホテルの近くのパン屋さんで買っていた菓子パンとジュース1本ずつがお昼になりました。「今夜はホテルでご馳走だからこれでいっか」
 そこから少し歩いたところに、リフトがあったので、それに乗ることに決まり。リフトを降りてどれくらいかかったかしら、石鎚神社まで歩き、そのあとロープウェイの駅までは下りです。霧が濃くかかっていて視界があまりないほどだったり、高いところに来ているんだなぁと、自力で登っていないのが少し後ろめたいような。
 石鎚山をあとにして今夜の宿へと向かいます。二人とも知らない場所で初めての道、車に付いてるナビが無いので、邦ちゃんが地図やiPadを見たり、わたしがスマホでナビを見たり。二人がかりで(というと違うかな?)たどり着いた時のうれしい気持ち。「あぁ、着いた〜いいとこやん」ってな感じ。
 夕食は大広間で、という事でした。お泊り客が少ない日なのか、ゆったりとしたテーブルに白いクロス(和式の場合はなんて言うんだろ)向かい合わせに座ると、ビールのお酌もできないぐらいの広さでした。「わー寛ぐわー」メニューがたくさんあり、いい頃合いに運ばれてくるお料理を見ては「わー美味しそー」「鱧、これなんて読むの?」「ハモだよ」「へー、鱧のしゃぶしゃぶ」二人とも絶賛したお料理でした。
 ずいぶん離れたお隣さんのテーブルにもご夫婦が来られて関西弁でしたので、「大阪から来られたんですか」などと少し話した後で、「もうお腹いっぱいですよねー」と言うと、体格のいい旦那様の方が「僕でもお腹いっぱいです」と笑って答えてました。
 大浴場も一人でゆったり、「気持ちいいー」って誰にも聞こえないので口に出して言ってました、わたし。温泉に行くと邦ちゃんは必ず2回か3回はお風呂に行きます。この日は夕ご飯の前と朝風呂とでした。車での長旅の疲れで夕ご飯の後は入りにいかなかったようです。わたしは1回だけ。わたしはそれで充分です。
 いつもは家事をしなくてはいけない時間に贅沢にも横になれると言う幸せ。いつもより3時間ほど早く眠った所為で早くに目が覚めました。気持ちいい、けどまだ夜中なのでもう一眠り。これも贅沢なこと。

 3日目の14日(月)今治のタオル美術館と金比羅山に行きました。

 緑豊かなガーデンにムーミンが居ました。何かお土産にと思ったものの色々あり過ぎて決まらなすぎで、タオルのお土産は結局買えずじまいで、もう見飽きた風な邦ちゃんが椅子に座って待っているので、他のお菓子などをパパーっと買ってこの美術館を後にしました。次は金比羅へのナビです。スマホのナビではうまく出なかった。

 こんぴらさんの階段、数えてませんが1368段あったんでしょうか。邦ちゃんは汗だくになっていました。上り詰めた本宮からの眺めは見晴らしがよかった。登り切った後の眺めはいつも最高のものですね。この本宮の先に奥社と言うのがあって、そこまで行って1386段。ここから先は行かなかったので、ここまでだと785段のようです。
 こんぴらさんってなんとなく気になっていたけどやっと登った!という爽快感でいっぱいです。
 さて後はこの日の宿の坂出方面に向かってまたナビとにらめっこです。画像はこの日の夕食です。記事はまた次にしましょう。