寒中に見る春

ブラウニー

 今日は晴れてよかった。昨日山になってた洗った洗濯物がたくさん乾いてないままありますし、普通に今日の分もありますので。ハンガーの数はどれくらいだったのかしら、タコ足は二つ。朝日を待って干しました。日差しの角度が微妙に違うのを感じながら、もうこの当たりまでこの時間は伸びてくるんだね、と日差しと会話。目いっぱーい干しました。
 時間が少し過ぎて日の当たり具合を見ていたら、干したものが風に揺れ太陽を浴びています。軽いふんわりした洋服ばかりじゃないので、気持ち良さそうっていう感じではないにしろ、がっちり日に輝いて物干しの下でずらーっと並んでいます。どんだけ、洗濯したのわたし!と思ったのも束の間。わたしって、この重い作業着に支えられてこうして生活できているんだわと、思い知らされたのでした。長男の洗濯物、毎日当たり前の様に洗濯機の所にドサッと置いてある油にまみれた作業着や時には防寒着。置けば洗ってもらえると思ってるんだから!なんて、一人で仕方のない愚痴を吐きながら洗濯することもあります。
 今日の、晴れ晴れとした物干しに並ぶ服を見た時、ハッとしたのです。今こうして風に吹かれるままに揺れている何枚もの作業着たち、生活を支えてキラキラしているんだって。

 畑のネギがたくさんあるので、ネギをトロトロにして肉団子と煮ました。色目が悪いですけど、とろりとしたネギ温まります。体がいまいちパッとしないままで本日終わろうとしていますが、昨日よりは肩の痛みと腰の痛みは軽減されています。咳をしても今日は腹筋が痛みませんでした。天気予報では暫くこの寒さが続くみたいです。寒中、どこかに春を探したくなります。土の中、木の芽・・吹きすさぶ寒中の中にこそ、目に見えないものを見出したい。