お花屋さんで

山型食パン

 今日は雨水です。立春を過ぎると少しずつ春に近付くこんな季節の言葉が一つ一つ出てきて、嬉しくなります。7年前に手術した後の検査で今では1年に一度になった通院の日でした。今年も無事通過、何よりです。と言うか、まったく何も懸念していませんが。
 日は指すもののまだ空気が冷たくて、「寒いですね」って言い合ってしまいます。

 病院帰りに寄ったお花屋さんで見て、可愛くて連れて帰りました。お花屋さんの中に少し雑貨が置いてあって、「あのリース今持ってきたんですよ、かわいいでしょ、見て」って言って、手元の雑貨に値札をつけている手を止めて話しかけられました。きょろきょろしていたわたしに勧めてくれました。まだ値札が付いていなくて、戸惑っていると「あ、それまだ値段ついていないんですよ。わたしがいる時はお安くなりますよ」って、茶目っ気たっぷりに。「これ、おいくらですか?」「えーっと、うーん、、800円で。どうですか?」「・・・ほんとだったら、おいくらになるんですか?」「1,000円はします。」
 という事もあるのですが、パッと見て可愛かったのです。「雑貨は好きですか?」「えぇ、まぁ・・」「これ、あげます。この中に花弁とか入れてね」と言って下さったのがこの小さな小さな手編みのかごです。

 「いいんですかぁ、ありがとうございまーす」こんな風にお店の方と喋るのって好きだな。わたしより少し年上の感じがする、女性。手編みの帽子が似合っていて個性的だったなぁ。自分より少しだけ年上の明るい女性に会うと、心が朗らかになります。花屋さんには本日まだ花の仕入れが無くて、少し殺風景だったけれど、にこにこ顔でお店を後にしたのでした。