フラーデンミッシュブロート(島津睦子 パン教室より)☆シュラウヘン(島津睦子のパンの本より)

フラーデンミッシュブロート

 はまりまくってます・・島津睦子先生に。もうちょっと・・いやまだまだあります、どうしよう!
 この前、朝仕事に出かける時にこの本を車に積んでおいて、仕事帰りに本を持ち込んでコーヒーブレイク。テラスに程近い落ち着く席で本に夢中になっていたら、テーブルの端でにこやかに声をかけられた。
 だれ?かなと思いきや末っ子のNくん!家でも見入っているのにこんなところでも・・またまた読みふけっているところを見られちゃったのでした。二人とも「ここで読むほうが集中出来るよね・・」「一緒に飲む?」ってなかんじで一度座った席からハハの席のテーブルへと水とおしぼりを運んでいたのでした。
 向かい合わせに座って二人ともなんだかにやり・・「こんなとこで会うなんてね・・!」なーんて、しばし笑ったりしながら、Nくんは持ち込んだ誰かの写真集に静かに目をやりだして、私もパンの本にまた目をやりだしてたのでした。少しの時間が経ってから、お互いに本を交換しようか・・と言って私はN君の読んでた写真集をパラッと見る積りがきっちり最後まで見てしまいました。ま、Nくんはハハの持ってきたパンの本にはそれほど見入ってなかったでしょうが。まだもう少しここに居ると云うNくんに「先に帰ってるね」ってそこでバイバイ。
 なーんて事があったのを思い出してしまいした。

 さて、”おでぶちゃん”という意味がある”フラーデン”。
 フラーデンミッシュブロートは田舎パンと呼ばれる素朴なパンです。ライ麦粉が最強力粉の15%入っています。素朴・飾り気がなく温かみがあるそんなパンです。本に書いている受け売りだな、でもほんとにそうですよ。噛むほどに味わい深いライ麦のパンです。
 噛めば噛むほど美味しい、ドイツではこの小麦とライ麦の配合がいろいろあって、それぞれ味わいが違うんだろうな。それは地域によって生み出されたものなんだろうか? 日本でも蕎麦と小麦が二八とか・・ありますよね。勉強不足で詳しくはないんですが・・
 それはともかく、フラーデンちゃん今夜のシチューにはぴったりでした。そう言えばこのパンには油脂が入っていません。砂糖もほんの少しだし、粉の味わいが楽しめるあったかい田舎パン!ですね。

 生地を60センチほど伸ばして8の字型にして、焼く時に丸い所にマッシュポテトを絞り込んでいます。かわいい蝶ネクタイのような形が出来て、なんか嬉しいのです。マッシュポテトの中にはマスタードが入っています。このピリッとした辛さがグッと味を引き立てます。