山形食パン

　土用の丑の日も過ぎ最高気温は摂氏３０度を超えるかどうかの暑ーい中、わたしもＫさんも休日ということもあり、分け合ってリビングのレイアウトを変えることにしました。変えると言っても、右側と左側を逆にするサイドチェンジのような事で、単純な入れ替えなのです。
　右側にあるのは、スピーカー・レコードプレーヤー・チューナー・アンプ・ＣＤプレーヤー等オーディオ用の家具で、その重たい殆どは今時珍しいＬＰレコードです。親世代のもののみならず、Ｎ君が買い求めたものも半分近くあったりします。そして、左側はソファーだけです。数日前はテレビもあったのですが、もう観えないので廃品行きとして玄関のところでその余生をのんびり過ごしています。
　この家に来てから、１８年近くこのオーディオ用の家具はここに置いたままで本日初めて動かされたことになります。その裏側のゴミ（綿ぼこりの塊）は半端じゃなく、まず掃除機で吸わせて雑巾で水ぶきして、また固く絞って水ぶきしてと云う風です。裏側に張らせた何本かのコードにも見事な律義さでちゃーんとほこりが付いているんですね、これまた。
　そしてその後ろのクロスにも時の経過に比例するような何やらしれない年月の汚れがちゃんとありました。またまた雑巾がけや化学薬品のお掃除グッズに助けられながらせっせと汚れを取り去っていくことに。
　Ｋさんの汗はＴシャツににじみでてきています。わたしも髪を全部アップにして顔の汗は流れるがまま、ゴム手の中の手はもう汗で濡れていてそう簡単に脱ぐことも出来そうにありません。なんだかスポーツのようで、いい汗かいたという爽快感がありました。
（あ、まあ思いっきり汗をかいてたのはＫさんですけどねぇ）
　重たい家具の移動はＫさんが一人でやってのけましたし、クロスなどをせっせと拭いていたのも然りです。わたしはと言うと、言われるところに掃除機をかけたり部分的に頑張ってきれいにしたりと、やっぱり掃除の主役はＫさんのようですね。
　
　レイアウトを終え、また新たに配線をしてまず初めに聴いたのが（配線確認ということもあるのでしょうか）ＭＪＱのこれです。

Fontessa

　家具の後ろに落ちていたＬＰで、久しぶりになる曲でした。
　何となく空間が広くなったみたいで裏側もさっぱりしたこともあるからなのか、リビングに響く音も違って聴こえてきました。