カーネーション

　昨夜は遅く寝たのに、今朝は早くからすっきりと目が覚めました。今日は友達が来てくれる日と言う事もあります。お昼ごろ着くようなことをメールで教えてくれていました。それじゃぁ、お昼何か一緒に食べようね、なんて言っておきながらお気楽にこれというものも準備せず、全く気の置けなさすぎる友達です。ありがたいことに。そしてまたありがたいことに、何しようかなぁ、お昼・・？スパゲティでもしようか、ってつぶやいていたところ、彼女が来てしばらくするとキッチンで、茹でるお鍋の準備をしてくれる邦ちゃんでした。

　ジェノベーゼソースのパスタを作ってくれました。と言っても冷凍のですが。こうして進んでキッチンに来てくれて作ってくれようとすることがありがたいのです。最初、ジェノベーゼソースがあるよ、って言って見せた時これ何？みたいな怪訝な顔でしたが、食べて納得、美味しいね、でした。
　その後、ふたりで珈琲屋さんに出掛けました。車で３０分余りの所まで。昨日とは打って変わって暑く、夏の様な日。二人ともクーラーが苦手なので、窓を開けて風を入れて走らせます。話しながらでしたのでも驚くほどあっという間に着いてしまいました。１時間半ほど居心地のいいお店でいろんな話をしながら、時計を見てそろそろ帰らねばと席を立ちました。途中、スーパーによって二人でお買い物をしました。そう言えば、子供たちが小さかった頃、ベビーカーを押しながら彼女ともよく買い物に行ったものでした。久し振りの二人でお買い物、ちょっと楽しかったな。

　家に帰るとサプライズが待っていました。鍵を開けて入った玄関に送りものがありました。末っ子の彼女からのカーネーションでした。びっくりびっくり。わたしより彼女の方が先に泣きそうな顔をしていました。珈琲屋さんに行く道中、末っ子と彼女ののことを少し話していたので余計にそんな気持ちになったのかもしれません。ありがたい友達だと、暖かい気持ちになりました。わたしの気持をスーッと察してくれて思いやってくれるのです。
　あっという間に過ぎた友達との時間でしたが、また明日からがんばろうって思えてきます。「無理はしないようにまた頑張ろうね〜！」とお互いに言いながら、またね。

　そう言えば、朝８時ごろ家の電話が鳴って誰からかな・・？て思って取ると、邦ちゃんのお母さんからでした。そうだった、、ほんっとに心ばかりのものを母の日に邦ちゃんと贈ったのでした。
　「何とかの日」って、あるのはいいことなんだろうな。