本日採れた野菜たち

 ネギ、育ち始めたトマトの小さいの、紫と緑色のナス、キュウリ、オクラと邦ちゃんが採って来てくれた野菜たち。全部水洗いしてざるに入れてみる。きれいだねって言いあう。食卓に載せて食べることが出来るのって、なんて贅沢なことかと思うのです。ありがたいと思うだけで何も分からない畑仕事です。仕事から帰ると早速小さな庭の花たちに何か独り言など言いながら、水遣りをしています。庭の花たちはそんな邦ちゃんの帰りを実は心待ちにしているのかもしれません。わたしは何にもしないで、可愛いねとかきれいだねとか言うだけの傍観者なのです。
 わたしを待っているもの、わたしを必要としているものって何なんだろう。貴女が必要なのよ、あなたがいてくれないとどうにもならないのよ。そんな風に言ってほしいの?そんな風に思ってほしいの?そうなんです、何か確かなものや言葉がたまらなく欲しいのです。こんな風に思うのは何でなのか。いやいや、、全くもっていつまでたっても子供だわ、わたし。今日はそんな自分を自覚しながら、曇天の夜空を眺めています。
 出口が見つからなさそうな迷路にも、ちゃんと出口がある。あしたは、また違う日で違う迷路かもしれないし、スキッと一本道かもしれない。だからこそ、その時々の今を楽しもうではないか。