京都での再会

 9月半ばと言うと、もう最近ではまだ夏の中、たまに涼しかったりしても日中は暑い。台風の影響で雨が降りその音で今朝は起きることになりました。風も吹いて来て、暑さをしのぐことが出来そうです。今日は瀬戸物祭りに行く予定です。例年のように暑い日の中で行われる瀬戸物祭りとなります。こうしている今は晴れているけど、夕方近くに行く予定、その後どうなるか雨が降らなければいいなぁ・・。
 昨日は京都に行って来ました。

 平安神宮のそばにあるパーキングに車を置いて神宮通りを下がって(南へ歩いて)いました。

 知恩院の前ではどうしても撮ってみたくなります。いつ見てもその大きさに立ち止まります。

 「ザ・ナターシャセブン」と言う知る人ぞ知るコンサートに行って来ました。場所は京都市円山公園音楽堂で八坂神社の中にある野外音楽堂です。

 時折り涼しい風が吹いてきたり、ギター&バンジョーの音とともにそばの木立の中からはツクツクボウシも加わっていました。観客席は団塊の世代と呼ばれるお年頃の方たちが大半のコンサート。黄昏迫る京都の一角に和やかな時間が流れています。
 朝早くに仕事をこなしその後ミーティングがあった邦ちゃんでしたが、予定時間より1時間ほど遅くなった出発になりながらも何とか間に合いました。折角だからもう少し余裕でゆっくり出掛けたかったけれど、仕事の後に出掛けると言う邦ちゃんに感謝です。
 今回京都に行くもう一つの目的は、邦ちゃんの大学時代の友達に会うことでした。このコンサートで会うのかと思っていたら彼は仕事の都合で夕方になり、コンサートの後待ち合わせになりました。
 三条大橋で、7時に。数分早めに着いたものの彼の姿が分からずメールしていた邦ちゃんでした。「あ、もしかして・・」そう言ったわたしの目線の先に居るのが40年近く会っていない彼でした。邦ちゃんは約20年ぶりぐらいだそう。
 その彼が邦ちゃんを連れて来て京都の町で初めて会ったのが、わたしがまだ二十歳になっていない時のこと。でも面影って変わらないものです。パッと見た時にあのころの顔が浮かびました。
 京阪三条、久し振りの再会もここが一番いいのかも。いや、早何年…一緒に食事をしながら、何を話してたのだろう。会ってない時間が多過ぎるから、大雑把なことかな。彼のこれまでのことを少し聞いて、なんとなく近況みたいなことだったかしら。取り留めなく喋っていました。
 先ほど会った時の、表面に見える部分での変わり様にはもう目も落ち着いて来て、すっかり昔のように戻っていたのかもしれません。言葉が丁寧で穏やかそうで紳士的な彼、やんちゃ坊主の様で自然体で物事にあまりこだわらない邦ちゃん・・話していて、それがちっとも変っていないのもおかしくて。
 ではねと言う事で、そのお店を後にして、そろそろ車を置いている場所に歩きますねと言うと、一緒に行きますと言う彼と、三人でそこから平安神宮のところまで夜の京都をそぞろ歩くことになりました。
 何十年ぶりかのこともすっかり忘れて、普段から普通に会ってるような感覚で歩きながら、また他愛もないことを喋りながらの夜の京都歩きでした。

 もしかして、わたしは邦ちゃんじゃない違う人と一緒になっていたかもしれない(あまり意味は無く)けれど、これまでそばで歩いて来て、やっぱり邦ちゃんでよかったんだなぁ・・ってそんな風に思いました。誰と比較とかじゃなくて。

 もう少しで満月、19日には観月祭がおこなわれるそうな。その日はどうかな、きっと人出で混むんだろうな。お月見、わたしはこの地でここの空で月を観よう。