あん食焼けた

あん食

 夜から明け方にかけて雨が激しくなるとニュースで言っていた通り、台風26号の影響で雨音がします。不謹慎だけど・・台風の時のいつもの違う雨や風が子供のころから、何かワクワクして好き。空の変化が好きなのかもしれない。
 天気予報では、雨はお昼過ぎからって言ってたけど、雲行きがあやしい気がしたので洗濯ものは部屋の中に干して行ったのが幸いした。仕事帰りに家に戻らずに友達とそのまま待ち合わせ出来た。午後1時半頃になるのでお腹が空いてる時間帯なのだけど、お昼は食べずにコーヒーだけでおしゃべりして過ごす。お昼は家に帰ってご飯食をゆっくりと食べるようにしている。お腹が空いていても、友達とのおしゃべりとコーヒーに付いてくる豆で持つから不思議だ。
 お店の中庭に降る雨の風景も好きだ。6時間ずっと立ち仕事の後、包み込んでくれる心地よい椅子とその風景とコーヒーと友、至福の時かもしれない。そうなんだ、この頃立ち仕事に少し疲れを感じるようになっている。もう年かなと鼻で息を吐いて小さく笑っている。別に落ち込むとかじゃなく、これが現実、そんな感じで受け止めている。アンチエイジングと言うのは嫌いだ。あるがままで感じいればいいじゃないか。無理はしない。無理をすると、どこかに歪みが出てくると思うから。
 今日は気温が低くて、外はもちろん家の中でもカーディガンを着て過ごしている。会った友達も、白いシャツの上に紫の袖のないカーディガンを羽織っていた。少し前までは半袖だったのにね、などと言いながら。
 わたしより年上の彼女は年金をもらっている。今日がその年金の支給日らしい。
 「あ、今日なのね」彼女とはお財布事情のことも何でも話す。
 「そう、2ヶ月分ずつね。でも、そっから介護保険やらなんやら引かれるのよ。」
 「あ、そう。いくらぐらいなの?」
 「8000千円ぐらいかな。」
 「そんなに!少ない年金からそんない引かれたらいややね。」
 「そうだよ。国民年金なんかほんとに少ないのに、そこから引かれてしまうし」
 「うちの母の時はよかったよ、まだ。あんまり年金払ってないのに、しっかりもらってたわ。」
 「うちら、なんか損やね。でも、これから先の子供たちの方がもっとたいへんやね。」
 とか、SNSが子供にとってよくないとのニュース絡みで話が盛り上がり、なんだかんだのお喋りして、またねー。外は雨が降りやまず傘をぱっと広げて、夫々の車へ、またね。
 


 餡を入れて巻いてあん食を焼きました。この大きさは初めてでした。500gの粉で4つの紙の型に230gずつ分割しました。餡は多めの130gぐらいで。焼成温度、時間ともに適当で、焼き上がりにはむらがあります。
 ※ 焼成温度190度 28分でしたが。

 「あ、珍しいね。これ、面白ーい。売れるよ!」
 「ちょっとへっ込んだやつがハートみたいになっちゃった。」
 「○○ちゃんにもっていっていい?」
 「いいよいいよ〜」 
 お風呂上がりの末っ子とのおしゃべり。