ホットミルクを飲みながら

 昨日は朝一番に転入届の手続きに行った。随分手間取った感があるけど、同時に介護保険証を発行してもらえました。すぐに手元に来るとは思ってなかったので、ちょっと嬉しい。さて、これで今度の金曜日にケアマネさんが来て下さることになっているので、用意はできて良かった。市役所支所でのこの待っていた1時間が、父にとっては大変疲れた様子で、「おそいのぅ・・」もう帰りたいモードだ。この手続きの後、父の名義の口座を作るために銀行に行こうかと思っていたのは無理だと、断念。「また今度にしようか」と、疲れきった顔に言う。
 家に帰ってすぐお布団にもぐりこんだ父。ゆっくり聞きたいことがあるけれど、また次でいいかとも思って諦める。お金のことに関してはしっかりしているようだけど、全部が全部しっかりとはしていない。まだ細かい整理の仕事があるけど、ぼちぼちとして行こう。
 わたしが仕事に行く日は朝が早いので、朝ごはん(パン)お昼ご飯も食べれる様に置いて行くことにした。インスタントのコーヒーの入れ方、パンのこと、レンジでチンすること・・「明日はわたしがいないから、自分でやる練習してね」と言う。
 家に帰ったら、部屋に置いた家具の棚にお位牌を並べていた。わたしの弟、兄、母3人の。そうだね、仏壇もこちらに持ってこれないので、向こうでお寺さんに仏壇のお性根を抜いてもらったらしい。写真も置いていた。わたしは花でも供えなくちゃ。こちらに来て何の気力もないと思っていたけど、そうしてちゃんとしてるのね。その気力があってよかった。
 今日は美容室に予約があったので、仕事から帰って簡単にお昼ごはんを済ませて直ぐ夕ご飯の準備をして出かけた。5時に夕ご飯を食べると言うのでてんやわんやだ。今日はどうしても卵が欲しかったので美容室の後、スーパーに寄ったら家に帰って来たのが5時半頃になって、とっぷりと日が落ちて暗くなっていた。暗い部屋でお布団の中にいた。「遅かったなぁ」と言われる。
 明日は夕方歯医者の予約があるし、仕事から帰ってまたバタバタとしそうだ。父もひとりで退屈だろうけど。
 寒い、ホットミルクを飲みながら手を温めながら書いていた。早く寝よう。