クリスマスケーキ

 昨夜もそうだった、夜更けの12時頃になって玄関の木に付けてるピカピカライトのスイッチを切りに行くことに。今夜の空は星がキラキラ瞬いて美しい夜空だ。寒いけど、あったかく着こんで星を眺めていたい気もする、そんなイヴの夜です。
 心温かなクリスマスだ、などと後になって思うのかな?チキンを焼いて、ケーキを作って一人イベントごっこに少々疲れるわたしがいる。家族の誕生日やこんな日や、慌ただしくしてることに何の疑問も思わなかった、と言うかそれは嬉しいことだった。でも、ちょっぴり煩わしさを感じた。職場の同僚は今夜は近くのお店に旦那さんと飲みに行くって言ってた。テレビでは景気のよさそうな人が映っていて、インタビューに応えていた。「外食しますねぇ。ケーキは買ってその後、家で食べますけど。」わたしの人生にそんな日は無いような気がする。家で作るのが当たり前。と言うより、手作り至上という考えで。愛情いっぱいある手作り…でも、作り手が疲れていては意味がない。
 あ、こんなこと書くつもり全くなかったのに、変だな、この手・・
 邦ちゃんと長男は決して同じテーブルを囲むことがないので、食事は同じ時間にとったことがない。それにプラス、父も一人でご飯を食べるので、わたしは長い時間キッチンから解放されない。キッチンに居るのは嫌いじゃないけど、いなきゃいけないと言うのは、また違う。同じ家の中に居るのにばらばらの食卓、温かなクリスマスとは到底言えないのではないかな。
 ケーキを美味しいと言って食べる家族たち。夫々がわたしに言うのであって、皆が集まって美味しいねって言ってケーキを囲んでいるわけではないのだ。そんなことは子供たちが小さな頃やったからもういいのだろうか。
 父は相変わらず5時頃夕食を食べて、すぐにお布団の中に行ってしまった。今日がクリスマスイヴだともケーキを食べていたことも知らない。家に来て一度も笑わない。一人で住んでいた時も多分笑ってはいなかったんだろうな。テレビも見ない。一日中お布団の中で過ごして何を考えてるんだろう。そう言えばラジオを聞いてるんだった。あと何十年後のわが身の姿とはとても思えない。あぁ、しぃーんと冷えてきた。明日もすることがいっぱい。お風呂であったまって寝なくちゃ。