2014十五夜の月

グラハム食パン

 虫の音が聞こえる夜です。
 日中の暑さなの中には夏の惰性があって、
 心も放りっぱなしでいるのだけれど。
 夜になって、この涼しさと静けさが来ると、
 ほんとにしみじみ秋を思ってしまいます。
 言葉ばかりにしがみついて、
 淋しくなったり、嬉しくなってみたり。
 いつまでたっても心細いのです。
 ちっとも気にしないふりをして、
 ほんとは大きく揺らいでいたり。
 十五夜の月と十六夜の月、
 珈琲と月と私の夜でした。
 シンプルにシンプルに、
 究極、月と私・・