今年の10月

紫芋の食パン


 職場で松茸をいただきました。一人ずついただいたので、たくさん採れたのでしょうか。今年は当たり年とかって松茸にもあるのですかね。季節の味覚をいただくのってほんとにうれしいですね。日中はまだまだ日差しがきつくて暑いのですが、夕方早く日が暮れたり、目が覚めた早朝の暗さとか肌寒さに、これから深まる秋を感じずにはいられません。秋の夜長・・窓を開けると虫の声が聞こえてきます。夜は何時まで鳴いてるのだろう。

 松茸ご飯になりました。3合のお米、昆布だし660cc、薄口しょう油60cc、お酒30cc、塩一つまみ半。30分ほど浸水させたお米の水を切って、この調味液と松茸を小さく手で裂いたものを入れました。炊き方を見るのはやっぱり白ごはんドットコムさんです。助かるわぁ。

 昨日焼いた、紫芋入りの食パンと同時焼成しました。黒豆のパウンドケーキ、また凝り性なわたしです。黒豆のお汁も入ってしまって、かなりしっとりしたものになりました。砂糖を控えめに入れたつもりでしたが、もう少し少なくしてもいいようです。薄力粉100に対して75だったので、60か65ぐらいにしてみようかな。って、また焼くつもり?
 紫芋入りの食パンは美味しかった。珍しく食パンを食べたからなのか、とも思いましたが、末っ子も「これ美味しい!」だったので、やっぱりね。パン生地に穀物が入ると何かの作用で美味しくなるのかな。穀物だけではなくて、ブルーベリーもそうだしニンジンもそうだし。

 今日から10月。明日は、離れて暮らしている次男の誕生日だし、その1週間後はわたしの誕生日で、いよいよ大台に乗るんだよなぁ。今年の10月は特別扱いしようかな。と言うか、ずいぶん前からこの大台は意識してきたのです。十代とさよならするのが嫌で嫌で二十歳になるときに一人旅した私でしたが、今も中身はそれほど変わりません。なんて進歩のない人なんだろうか。今は一人旅もあがくこともちょっとできませんが。とにかく、人は生きていくんだよなぁ、今日、明日、明後日って。確実にできる過去。未確実な未来。確かなことってどれほどもないわね。未確定だから生きていけるのかな。そこに何かしら夢、のようなものをちらっとでも想像できるのなら、それが幸せね。