光の春

くるみ入り食パン


 朝の光の指す道が変わりました。
 2月の陽ざしは心が少しざわめく、そしてほんわかします。
 春を感じることのうれしさ。
 寒さに震えた暗い朝から光が少しずつ入り込んできます。
 紫色のヴィオラに雨粒が寄り添って朝に輝いています。
 わたしが毎日忙しくしていて、「とき」を忘れそうになっていても、
 わたしを待っていて、「とき」を教えてくれます。
 そうですね、春を感じましょうか。
 花のお世話を陰でしてくれる邦ちゃんに、ありがとう。

 月曜日は3か月に一度の通院の日、一年振りのマンモグラフにも異常がありませんでした。火曜日は新しく買った車の1か月点検の日。これはもちろん異常なしです。すっきりした気分で、仕事帰りお昼も食べないでまたコーヒー屋さんへと行くのです。気分が幸せだから、お腹が空かないのかしら。帰ってからいっぱい食べるから同じか・・。
 今日は瀬戸へとお雛さんを見に行きました。「ひなミッド」と言うネーミング。陶器やガラスで作られた1000体のお雛さんたちです。友達と行ったので、お昼はおひな様ランチ、みたいなネーミングのをいただきました。焼き物屋さんのお店をはしごして、時間の経つのを忘れてしまうくらいとっぷりと見てきました。友達は何かのお返しにと可愛い箸置きをたくさん買っていました。わたしは色んな焼き物を手にとっては想像を膨らませていました。そんな風に自分の生活を楽しくイメージすることが出来ることの幸福をかみしめていました。買えなくても、手にとってイメージできることの満腹感、つくづくありふれた素敵な瞬間。