車窓より桜

ブルーベリーブレッド

 足下にガスストーブの温もりを当てながら書いています。七分袖の薄手のセーターの上からもう一枚、チュニックを着ています。毎日気温が変わるので、着る服に注意しないといけません。思わず寒くて風邪引いたりしては大変です。自分の体へのこんな気遣い、年齢が増えるにつれまして来るのかな、どうだろ。

 これは昨日。帰り道に車窓より、桜並木が見えました。外に出て歩いて行けたら気持ちいいだろうなぁと思いながら、赤信号になったとき暫し眺められました。桜の時期は足早に過ぎます。雨や風にあたらないで長く楽しめることはあまり無いかもしれません。今日咲いてるその姿を明日はもう見れないのかもしれません。凝縮された思い。桜はでも何に媚びることもなくただ咲き、ただあるがままに散っていくのかな。美しくも儚いようで、その姿にただ惹かれてしまうのかな。


 ヴィオラ、邦ちゃんが選んで、育ててくれているものです。玄関先のささやかなコーナーにやさしい春を届けてくれています。秋風が吹き出す頃、丹精込めて土をいじってくれていたお蔭で冬の冷たい日にも、春のうららかな日にもこんな風に会えることが出来ます。ありがとう。

 珈琲豆がなくなってきたら買いに行くお店、自家焙煎のコーヒー屋さんにて。香しさに仕事の疲れを吹き飛ばしてもらえます。この香り、必要なんだなぁ。ずいぶんな遠回りの寄り道だけど、まったくその距離は計算されていません。近い遠いって、時間や距離の問題ではない時があります。

 これは、1日の夕方作ったいちご大福です。白玉粉と砂糖と水を混ぜてレンチン。イチゴを包んだ白餡を、またこの牛皮で包みます。熱いうちに作らないと皮が上手くまとまらないので、ひーひー言って慌てて作っているのです。ちょうど末っ子がかえてきたので、作りたてのアツアツを「食べる?」「いいのー?うまっ!」これからライブがあると言うので、「メンバーに持って行く?」「きっと、喜ぶだろうけど、いいわ、勿体ないっ」そっか、一応勿体なく思ってくれているんだね。この後、ちょうどお向かいさんとばったり会って、一つだけ残して差し上げました。このお皿のがの残った一つ。お味見を兼ねてわたしがぱくっと食べちゃいました。邦ちゃんにはまた作りましょう。