実家行きの余韻

今日の収穫イチゴといただいたサヤエン

 先週の火曜日に父が転院して10日になります。救急で入った病院とは違って、病院の看護師さんも先生も患者に対して優しさを感じます。以前の様に家の中で歩いて動けるようにならないと困るのですが、どうなるのか分かりません。若しかしてとても困った状況に入り込んできているのかもしれません。今現在は入院していて楽なのですが、その先のことが予想がつかず漠然と心配な毎日です。なる様にしかならないけれど、とは思いながら先の見えない介護というやつがじわじわと襲ってきているようで怖い気もします。これが父ではなく母なら…という思いは拭いきれないのです。父に対しての優しさが薄いわたし。こんな親子もいるのだ、分かってくれる人には分かる。そんな友達がいて、それだけでも救われるけれど。薄情な自分をさらけ出しているようで嫌だけど、これが本音だ。
 そんな思いに対して、邦ちゃんのお母さんに対しては尊敬の念があります。ずいぶんご無沙汰して全然思いやりのない息子の妻に対して広い気持ちでいて下さっているし、孫に対してはほんとに愛情豊かなままだと感じる。今回の実家行きは、澱んだ空気を一掃する風が吹いて行ったようなさわやかな後味が残っています。父が入院していて家を空けてもいい今は、邦ちゃんの実家行き(釣りしに)に同行できる土日があればわたしも行きたい気持ちでいっぱいです。
 ただ職場は今、今月中に辞めることになった人が二人いて、人手が足りなくなるのは明らかで土日2日とも休める日はないのかもしれません。もう少し早めに辞める意向を伝えて下さっていたら、引き継ぐ仕事内容も新しく入る人にすんなり伝わって人手が足らなくなるのを食い止められるのに、とは思います。
 ただ、辞める人の心境も分からないではないので、何とも致しがたい気持ちでいるのも確かです。辞める人二人とも次の職場が決まっていて心なしか楽しそうではあります。仕事しながら、夫々の人の子供さんや夫の話を聞いたりしていたのがもう何も聞けなくなってしまいます。初めて話を聞いていたのは確か娘さんが小学6年生の頃。それがもうこの春には晴れて女子大生になって、これから先またどんな話が聞けるのかな、なんてどこか楽しみにしていたのですが、それも叶いませんね。「もう、愚痴も言えなくなるわ」って言ってた彼女です。

 法事の後宿泊した「いこいの村能登半島」にある施設です。これはラウンドゴルフのコースだったかしら。

 散歩するコースも少しあって邦ちゃんと歩きました。前日の雨が上がって空気も緑もすこぶる気持ち良い感じでした。この後、ゴーカートや二人乗りサイクルに乗ったり子供のようにはしゃいでいました。

 マイクロバスで家に戻ってきたら、玄関先のフジの花がきれいに咲いていました。一人でお留守番していたワンちゃんオリバーはお散歩かな。

 トップの写真は今日採ったイチゴ。末っ子と一緒に畑に行って収穫してきました。畑に居た方からサヤエンドウをいただきました。末っ子は「人生初のいちご狩り〜」と言ってました。また畑に来る気になったかな。採ったイチゴを一粒口にして「うめぇ〜」