癒され空間

バターロール

 夜の空気がしっとりしている。窓を開けると思いのほか冷たい風を感じる。明日は休みなので、時計の針も気にしない。明日が休みの日でもちゃんと早く寝るような生活をした方がいいのだろうけどね。時計の針ばかりに気を取られて、「えっ、もうこんな時間?!」そんな毎日だから、こうして気を抜いてやりたい、自分にね。

 手のひらサイズのゴーヤです。早めに収穫しないと、この後上手く成長しないのかなぁ。数があるから今夜のおかずになりました。庭に生ってる野菜でご飯のおかずが出来るって嬉しいこと。でも、今年もゴーヤの佃煮が出来るほどはバンバン生らなかったね。庭で鉢植えでは難しいのかな。地植えする場所が無いもんねぇ。来年は畑で作ることになるのかしら。庭にあると緑のカーテンになって、わたしは調度いいんだけど。
 肌寒いので窓を閉めよう。遠くで虫の音がした。向こうではさっき回した洗濯機のモーターの音。あれ、冷蔵庫の音も聞こえる?静かだ。夏が行くと、ふと生きてることを考えてしまう。夏が終わるって、熱い思いが一つなくなるような、大人になったような(あ、もう十分な歳なので、一つ老化していくような…)夏が終わってしまうって、もの悲しさがあるんだなぁ。不完全燃焼で物足らない思いがあるだけなのかもしれないけど。夏の終わり、これまではこんなに考えなかった気がする。ま、そのうち秋に夢中になるのだろうけど。


 黒糖ロールを焼いたものにブラックベリージャムを挟んでみました。黒糖ロールを作ってねって頼まれたものの、なかなか試作が出来なくていました。売っているみたいに黒い色にはなりませんねぇ。あれって、黒糖の色なのかな?生地があんなに黒くなる黒糖ってあるのかしら。色は薄くなりますが、焼き立てをそのままで食べてみるとほんのり黒糖の香りがしました。これでいいかな…

 仕事の後、らくだ書店で文庫本を半分ほど読んで切り上げました。ずっと座って読み続けていたい気分でしたが、次回にまた続きを。今日は土曜日という事もあって、わたしぐらいの年齢のご夫婦がいつもより多く見受けられました。二人でお茶しながら夫々の本を静かに読んでいる風景、嫌いじゃありません。お茶を飲み、パンを食べて本を読み、どっぷり癒され空間に浸っていました。席を立った後、本の売り場の棚を見ているだけでも癒される時間です。あぁ、読みたい本がいっぱい。悲しいかな視力の衰えが激しんだなぁ。上手く行かないわね。やっぱり早く寝た方がいいみたい。