こんな穏やかな秋の日・・

レーズン入りグラハム食パン

 何年か経って仕事をリタイヤした時は、こんな風に朝気持ちのいい空でも見ながら更新する日が来るのだろうか。そんな風に思いながら書いている。今日は交代して出勤することがなくなったので仕事は休み。4連勤にならなくて、内心ほっとしています。無理しないのがこれからの自分には大事なことだと思いかけているので。
 末っ子の車が壊れてしまったので、次の車を買ったのだけど納車は早くて今週末らしい。その間、職場への送迎はわたしがしていて、朝早くなるし、昨夜は遅くなったし、調子を乱され気味だけど、彼も来月は家を出ていくので、こんなことするのも残り僅かだと思えば、淋しくもありで複雑。親の心境は、いつもその先、その時にならないと実感できないものだわ。
 今日も午前中は車を彼に貸したので、家でじっくり過ごしている。洗濯の後、ちょっと拭くだけのために使った雑巾であちこちと拭いて行くことになって、今PCに向かっている、この和室の窓も網戸も拭いてさっぱりとした。父が持っていた仏壇、奈良から運んだおんぼろだけど、お線香に火をつけて庭の千日紅を活けて、心静かである。秋のこんな穏やかの日は、過ぎた母との時間がよみがえったりします。あの頃の母の年齢をとっくに過ぎてしまったのだな。思い出って、こういう日にはとてもいいものだわ。無いものねだりをしていた、足るを知らないわたしだった。母が心を病んでから、わたしは子育ての真っ最中だったけれどいつも、どこかぽかんとしていた。時間に追われながら、ずっと心の中に重い石を抱えて、明るい顔とは裏腹の暗い気持ちで満たされていた。
 あれ、こんなこと書くなんて思いもしなかったのですが…、またいつか。
 
 昨日の早朝、日が上がるのを待って畑に出掛けた邦ちゃんが抜いてきた間引き菜です。

 人参の葉っぱはかき揚にしようかな。とっても小さな可愛い葉っぱたちです。でも、これ全部は消費しきれないわ。気軽にサッと差し上げる人が近くに居たらいいのにな。

 ほうれん草の間引き菜は、サラダにでもいいのかな。取り敢えず洗って、冷蔵庫で待機中です。今年初めてのほうれん草、楽しみだな。

 これは牛蒡です。畑から抜いてきて庭に埋めてあったのを、今日は筑前煮に使うので土から出して洗いました。

 春に収穫したタマネギ、そろそろ終わりです。たくさん使うことが出来ました、感謝。最初は白っぽかったタマネギの皮もすっかりこういう深い色になりました。全部皮をむいて、冷蔵庫保温にしました。
 季節が進んで、畑仕事もどんどん進んで行ってるようです。畑から帰ってキャベツも白菜もいい感じだよって言ってました。庭では土を作ったり、伸び放題だったラベンダーを刈り込んでいました。バラの枝も伸びて、剪定しないとなって言ってました。

 グラハム生地にレーズンを入れて食パンにと、この時はまだ気付かなかったのですが、油脂(ショートニング)を入れ忘れに気付いたのは成型も済んだ最終発酵の時。

 結果オーライでした。噛めば噛むほど滋味豊かなパンになっていました。むしろ好きな味かもしれません。失敗して、一つ留めておくレシピが生まれました。油脂の入れ忘れを知らない邦ちゃんが食べた時「フランスパンみたい、美味しいな」