彼女の居ずまい

バターロール

 一昨日の夜は友達との食事会がありましたので、遅い時間に寝ました。翌日の朝には届ける予定のパン焼がありましたので、ゆっくりとはしていられず、結局いつもの様に睡眠時間は4時間前後になりました。朝一で作って冷ましてお届けです。
 ちょうど、友達からメールが入って会うことになったので、パンを届けるついでの時間に待ち合わせました。

 わたしより先に来ていた彼女の傍らには読みかけの雑誌が。席に着いてる彼女のその居ずまいが、素敵だった。その時だけには限らず、彼女はいつも、ダラリンとはいしてはいません。
 その後に用事があるのよと言って、1時間ほどになりましたが、充分話を楽しむことが出来ました。彼女が作ったかぶら寿司に関わる話に、ずいぶん盛り上がりました。
 先日、家で作ったかぶら寿司を差し上げた唯一の人です。大好きだと聞いて、試食してもらった彼女です。あまりの美味しさに、一気に食べてしまい自分でも作ろうと思ったらしいのです。レシピ検索して一番簡単そうなのを選んだとか。わたしはそこに尊敬してしまいました。さすが彼女、意欲的です。
 かぶらを塩漬けしたり、甘酒を作ったり、魚の塩漬けや酢でしめたり・・本漬けまでには工程がいくつもあるのに、よく頑張ったと感心してしまいました。それだけほんとに自分で漬けて食べたかったのでしょう。だけど、結果が良くなく、全部捨てる羽目になってしまったのでした。
 レシピに忠実でない所を強く反省してた彼女。でも、めげることなく、また来年は頑張って作るって言ってました。レシピに忠実でなかった点を二人で、話しながら頷きながら。わたしに話したかった気持ちがひしひしと伝わって来たのでした。お金も時間も、そんなに余裕のない彼女が意欲的に張り切ってたのに、その残念さを聞く人と話す人なのでした。
 多少のことは動じた反応をしない彼女、今回も笑いながら、さらりと話します。
 席を立つ前にカバンの中から私に渡してくれたはがきサイズのカード。以前話を聞いていて気になっていたお店のものでした。さりげなく渡してくれて、「きっと気に入ると思うよ」またね。
 彼女との1時間楽しい時間だった。

 グルテンフリーのお菓子です。ジェノワーズ・ア・ラ・コンフィチュール。一口食べて、職場に持って行きました。
 中に挟んだあんずジャムが引き立ちます。米粉だけでもスポンジしっかりできるんだわ。