ラインで33年振りにお喋り

最後のキムチで

 昨日ハガキが届きました。
 「余寒お見舞い申し上げます」とありました。そう言えば年賀状が来てなかったっけ、ぐらいに思い出しましたが。差出人の彼女のお義父様が12月にお亡くなりになられて。そういう葉書きでしたが、下の方に小さく追伸とあって、ライン友達追加希望!!と書いてあって、電話番号が記されていました。
 すぐに電話番号を追加して『友達』になって、メールしました。彼女は、石川県の内灘で県営住宅に住んでいた時のいちばん最初の育児友だちになります。確か私が2階で彼女が1階だったと記憶しています。わたしは長男が3歳になる日に名古屋に引っ越したのですが、それよりも早く彼女の一家はお引越しをしたのでした。ずいぶん前になりますが、あの時の別れの寂しさは思い出すことが出来ます。
 それ以来33年?程、年賀状だけのお付き合いでした。写真の年賀状からは彼女の一家の様子を少しずつ頭の片隅に置いておくぐらいな感じでした。今後もそういう風に過ぎて行くのだろうなって、特別思うという事もなく。そういう、過去に仲良くしていた今は離れて暮らす友達との年賀状でのお付き合い、みたいな。
 昨夜のラインは、そういう関係が一気に近付いたようでした。33年ぶりぐらいなのに、メールってすごいですね。きっと電話してもそうかもしれません。一気に時は飛んでいくんでしょう。ラインのありがたさを享受しました。彼女の話は、やはり以前からそうでしたがパワフルで前向きな。送られて来た写真には、大きな魚を釣ってどや顔の彼女、昨年収穫したと言うリンゴ、娘さんの3人の男の子、そしてバンジョーを弾いて未だにカッコいい旦那さん。夜になって疲れていたわたしの気持ちもあっと言う間に元気になりました。
 あまり感謝することの無かったラインですが、昨日は本当にありがとうって思いました。遠い存在の人と人をつなげてくれるもの、でもあるんですね。そんなわけで、昨日は嬉しさ余ってラインに投稿していたのでした。ちょっと、彼女に届けと思いながら。
 ラインのことが、葉書きに記されてなかったら、こういう風には近付かなかったと思います。携帯電話番号ももちろん知りませんから、葉書きでお返事書いていたのだと思います。何でも早い方がいいとは思いませんが、いろんな思いを一足飛びに伝えてくれる点では歓迎です。

 さて、画像はキムチを使ったお料理。今年の手作りキムチはこれで終わりかな、畑のネギもたくさん使って。豚バラ肉薄切りを焼いて、キムチとネギを入れて炒めて、ニラとしょう油少しとピザ用チーズでからめます。ピザ用チーズも残っているのがあって使わないといけなかったので、わたしの今の冷蔵庫事情からいくと、とても効率的なお料理になりました。キューピー3分間クッキングにあったレシピから。