山型食パン

山形・・発酵しすぎ

 夜、久しぶりに友人と会う約束をしていた。
 5時半にミキシングをスターとさせたら、約束の時間には、パンが焼き上がって調度いいぐらいだな・・と高をくくっていた。
 でもしかし、パン作りは微妙なのです・・。何が微妙かと言うと温度・湿度などによって発酵の時間にかなり幅があるのです。
 こんなに発酵が遅いと、友人と会う約束の時間(焼き上がってるはずの時間)には到底家を出ることは出来ないなぁ・・。あー、どうしよう、パン作りは止められないし〜こんな急に予定変更するのがあまり好きではないんですよね。
 無理やり焼こうか・・なんて無理だし、無理やり止めようかなんて出来ないし。結局、最終発酵の時間に会うことを電話で事情を言って伝えたのでした。こっちのパンの発酵時間に合わせてもらったのです。
 久しぶりにゆっくり話せると思いきや、なんて窮屈な制限時間とニラメッコするようなことに・・。ま、1時間ぐらいはお喋りできるかな。と、慌てて家を出て待ち合わせの場所に先に着いたらしい私は友人を待つことに〜〜〜〜。
 それが、椅子に座って読み物にふけっていてふと気が付くと、30分も過ぎてしまっている。そんな筈はない、こちらの時間のないのは伝えてあるのですぐにでも来てもおかしくないのになぁ、と席を立ってちょっと歩いてみた。
 同じく私のことを探してる友人とばったり。「えー、そこにいたのー?」とお互いに悲鳴に近い言葉を発していました。少し離れた場所でお互いに待ちぼうけ状態だったのでした。
 色々話していて、携帯の時計を見るのも忘れてしまって長い時間が過ぎてしまいました。家に帰って、真っ先に発酵状態を見る私。
 すでに発酵しすぎていることはとうに判ってはいたのですよね・・。ごめんなさいね・・お待たせしちゃった。そんなわけで、発酵過多の山型食パンになってしまったのでした。