新しい年の始まりです
2020年の初日の出です。
例年の様に近くの高台に行って、初日の出を拝むことが出来ました。
末っ子一家と共に清々しい空気の中を歩いて行きました。
子は鎹と言いますが、孫は何と言うのでしょうか。
家族の輪の中にあまり積極的に入ってこなかった長男が、長男にとっての甥や姪になるわたしたちの孫のお蔭で、本来の彼らしく純朴に家族という輪の中に入ってきています。実に嬉しいことではあります。「孫も鎹」なのでしょう、わたしたちにとって。
願わくはそんな長男にも、暖かな末っ子一家のような絆を持てたらなぁ、と思うのは余計なお世話かしらん。
年末暮れの30日、邦ちゃんが実家から戻ってくるのと、末っ子一家がやって来るのを待ちながらお節を少しずつ作っていました。これまでほとんど作ったことが無かった栗きんとんを作ってみました。邦ちゃん作のさつま芋大活躍です。これがささやかな贅沢だと感じます。
何という事もない、いつもの様に安い重箱に詰めてあるだけの質素なお節を家族が囲んでくれていると言う幸せ。今年は、もうすぐ2歳になる孫が田作りを、覚えたての彼の言葉で呼びながらせっせと口に運んでくれました。嬉しいこと。
さて、本日1月3日は仕事始めで仕事納め。
ついに退職の日になりました。
こうして仕事帰りの寄り道と言う形でこの店に来るのも最後です。
退職の日の寄り道・・・、やはりここに来ました。らくだ書店です。
いざ辞めてしまうと、なんだか寂しいような。
ただの退職とは違って、自分が世の中で働くという事への一つの線引きをしたのですから、仕事からの解放以上に自分の存在をこれから先どう保とうか、などとこれまで考えもしなかった感情に支配されています。
さあ!さぁ、さぁ・・・
政府はこれから先どんどん高齢所を働かそうと躍起になっていると言うのに、わたしは自分で線を引いてしまった。
って、そんな書き方はまるで後悔に聞こえてしまっていけませんね。
自分で決めたこと、後悔などあろうはずがありません。って、イチロウ?
邦ちゃんは、今日私のことを『ぷーたろう、かぁ』などと言ってました。
言っていい冗談と悪い冗談があります。
わたしの心の中は意外と繊細なんですのよ。トホホ。