プルマン

プルマン


 名古屋港を通った時初日の出を見ることが出来ました。京都へと走らせてくれるKさんの運転する横で、車の窓越しに撮ることが出来ました。
 「いい元旦やね・・」

 京都に着いたら、暗黙の了解でイノダコ−ヒへと向かいましたが10時開店でまだ1時間もあるので・・。ちょっと行きたかったブログで一方的に知っている方のアトリエを探しに行ったのですが、見つける事が出来ませんでした。ブログで地図を見て、昔自分が勤めていた気象台のそばなので解った積りでいたのが・・詰めが甘く・・探せなかったなんて! あ〜でも久しぶりに(いったい何年、何十年ぶり?)歩いたなぁ。。あの辺。。
 そこはあきらめて、10時前にイノダコーヒへと行きましたよ。
開店からちょっと過ぎただけでテーブルが埋まっていき、カチャカチャッと椀皿の音が心地よく聞こえてきます。音楽が流れていないので、その食器の音やウェイターの丁寧な声や外からの小鳥の声が何年も何十年も過ぎた私たちの胸に入り込んできます。
 なんにも言わないし、言うことを探したりもしないけど、ここにこうしてコーヒーカップを傾けてることがどんなことなのか、分かり過ぎていて充分過ぎるほど満たされていたんです。
 そこから下鴨神社まで行き、車を止めて歩くことに。出町柳からに京阪に乗って四条で降りて八坂神社・知恩院、東大路を上がり平安神宮・京大の百万遍を通って下鴨へと戻ってきました。いったい何か所でお祈りしてきたのかな。途中でお昼を取って、よく歩いたなぁ!
 
 鴨川べりは今日も変わらず、カモやユリカモメやサギが水辺に遊び冬の日を受けて静かな穏やかな様子でした。ここはわたしたち二人のふる里ね・・(いやーー、そんなこと絶対に言わないけどねっ)

 京都の冬は底冷え・・小さな雪が舞ってきた本当に底冷えのする元旦でしたが、清く正しく美しく(うちの場合は貧しくも付く)これはめちゃ難しいけれど、近づくような生き方がしたい!とも思った年の初めの日でした。それともう二つ・・「謙虚さ」「ゆとり」も心がけてね。よくばりね。