チョコブレッド

 掃除機の中のごみの紙パックのように、
 日々の些細なこと吸い上げてポイッと捨てたらいいんだね。
 掃除機で吸えないゴミもあるし、
 分別して出さなきゃいけないのもある。
 ちゃんと考えて思慮深く、
 秋の日は、
 そんな静かさの中。
 
 芙蓉のピンク色が秋の水色の空に美しい。
 
 理由も言わず、突然のキャンセルは大人らしくないね。
 どんなわけがあるのかな。
 信頼ってどこにあるのだろう。
 わたしの心?そちらの方?わたしとあなたの間に?
 
 虫の音が響きわたるどこまでも。
 夜の中にこのまま手をつながれて、迷い込んでしまいそう。
 雲に隠れた月の形が少しずつ欠けて行くところまで。