職場の送別会

豆花

 今日は職場での送別会がありました。

 辞めることになったのは、同僚のパートさんでわたしより10歳ほど年下のSさん。今年の1月に自宅の階段で転んでしまって、即入院して1〜2週間ほどで退院したものの、体調が思わしくないために仕事を諦めてしまったのでした。入院して数日後に外傷性クモ膜下出血になっていたと聞かされたのだそうです。その症状で片方の足にしびれなどが感じられて長い時間の立ち仕事は無理だという事でした。
 その彼女のことがあってから、わたしは階段を上り下りする際には気を付けるように心がけています。まさかな事態が一寸先に起こるかも知れない、と感じずにはいられない彼女の出来事でした。
 今日はワイワイガヤガヤと楽しく過ごしていた同僚たちの中で、彼女のいつもながらの陽気さや元気を感じられてこちらも明るい気分にはなれました。いつまでもくよくよしていてもどうしようもないと思っているのかも知れません。職場をリードしていたSさんが、ほんとにまさかこの職場をわたしよりも先に去ることなど思いもよらなかったことです。
 これから先彼女の未来に、きっといいことが来ますように、そんな言葉は気恥ずかしくて口には出せませんが、心からそう願っています。
 送別会から帰って暫くしてから、夕方頃に末っ子夫婦がやって来ました。屋久島に行って来た土産話と、写真と、福岡に居る二男に会って来たので、その二男から預かった父の日のプレゼントと、末っ子夫婦からのプレゼント。等々、持ってくるものが山盛りでした。畑の野菜を使ってのおかずや鶏のから揚げなど、お腹いっぱい食べてお風呂に入ってその後いつもの様に爆睡して、わたしに起こされて、帰るように促されてから眠たい目をこすりつつ帰っていきました。