立春、サクラソウのつぼみ

クリスマスローズ

 立春。春立ちぬ。
 この言葉だけで、なんだか春に一歩近付いた気がします。
 朝、注いでいる光にそっと咲いてるクリスマスローズを見ました。
 誰にでもすぐに見つけてもらえるようには咲こうとしない花なので、体を低くして目を凝らして探します。
 よく見ると、何個かつぼみがあります。咲いているのを写真に撮るのにも簡単ではありません。目を凝らして見つける喜びは、この時季の小さな春にも通じる気がします。

 邦ちゃんが植えた小さなサクラソウの苗にも、つぼみが来ました。待ちわびる春です。
 この前作った白菜キムチを持って末っ子の家を訪れました。お嫁さんが里帰り出産で実家に帰っているので、末っ子は一人暮らし。金曜日は職場から直行してお嫁さん実家に行き、我が子に会いに行って来たそうで、昨日は命名紙と共に親子3人が写った写真が送られて来てました。週末疲れてはいないのか、日曜の朝訪れたと言うのに、しかも一人暮らしなのに部屋はとてもきれいでした。「一人暮らしなのに、部屋をきれいに使ってるね」「今日は朝からちょっと気合い入れたからね」だそうで、そっか、頑張ってお掃除してくれたのね。
 「コーヒー飲む?」入れてくれた甘い香りのコーヒーを飲みながらしばらくコタツに足を突っ込んで居ました。ありがとう、心地いいこの場所を作ってくれて、そんな思いでいました。心地よい音楽を流してくれて、思えばこんな風に何の気兼ねもなく美味しいコーヒーを飲める居場所、ありがたいものです。この感じ、やっぱり子供って生んでいてよかったなぁなんて変なところに行き着くのです。いや、そんな打算でもない。そっか、単に親バカなのか。親バカだからこそ、子育てができるってことかな。親バカバンザイ。
 立春のムードで書こうとしてたら、違う話で終わる、と言う。