雨水の頃
二十四節気では雨水にあたるんですね。
雨水・・、その名の通り、今日は日がな一日雨降りでした。
雨水にあたる日、何年か前に出会った女性をまた思い出す日になりました。
出会った日は、雨が降っていなくて空は穏やかで平和でした。
珈琲屋さんでたまたま同じテーブルに着くことになって、お話をさせてもらった方です。戦争の体験をお話してくださって、わたしは心から耳を傾けました。
「今日は雨水ですね」と言う言葉が、お話するきっかけになったような。
年齢には全く関係なく、なんか通じ合うなぁって感じる瞬間、私の心の中のキラリとしたものをキャッチしてもらえたのかも知れません。
またあの方に会いたいって思っていて、一度そのお店で偶然に会えたのですが、それっきり何年になるんでしょうか。今日はあの珈琲屋さんに行きたかったのですが、髪をカットしてもらう予約を入れてましたので。
そうです、今日は髪を切ってヘアマニキュアをしてもらいました。とは言っても、今の髪型が気に入っているので、髪型は変わらずに短めにしてもらったのでした。
立ちっ放しの仕事の帰りで、椅子に座ると、うとうとしそうになるのが常ですが、今日はうとうとすることもなく、終始喋っていました。聞き上手な方なので、気持ちよく私に話させてくれます。
「2月14日でこのお店16年になるわ」って、聞きました。「早いね」って。わたしは10年ぐらいお世話になっているのかしら、うん、、早いなって同じく感じます。
自分がここに居て月日が流れていくのではなく、長い月日の上をわたしは歩いているって、そう思っています。
今日も明日も、その上を歩きながら、たまたま席を同じくした人や、よく知ってる人や、遠く離れているけれど分かり合える人や、ネットの向こうで声をかけてくれる人や、すぐそばにいる家族も、こうして出会えていることに感謝して、朗らかな気持ちでいたいなって思うのです。
小麦粉を除けている末っ子の為に、とわたしも好きだから米粉で焼きました。