けったくそわるい、って思った日

 寒空のてっぺんに月が冴え冴えと居る。きれいだなぁ、窓を開けてずっとでも観ていたいような月だ。出来れば窓は閉めていても、カーテンを開けっぱなしにしたら眺めていられるような、そんな窓辺が欲しいな。以前住んでいた窓辺のような・・。懐かしいわ、思い出しちゃう。時々思い出してもいいよね、きっと。

 昨日は朝のリビングがぱぁーっと明るくて、誰かに手紙を書きたくなった。誰かと言うか、取りあえずまず書く宛てはあった。朝家事のあと、コーヒーを淹れてどの便せんにしようかな・・・と、ウキウキ気分で。歩いて数分もかからない所に郵便ポストがあるものの、午後のお出かけの時にカバンに入れて車へ。ポストを見かけたら投函しようと。

 コーヒー屋さんに行って帰りにお買い物して、そう言えばまだ投函してなかったって思いながら、カーラジオからの歌を聴きながら、いつもの感じで走っていたら。なんだかお巡りさんが数人いて誘導しているけど、どうかしたのかな?アレレアレレ(@_@)

 あちゃー!ネズミ捕りってやつですかい。初めて引っかかったわ。「えっ!どこでですか!」って、最初は食って掛かりたかった。時速56キロで引っ掛かった。制限時速40キロだったと知ってももう遅い。お巡りさんは「ちょっと厳しいようですけど…」と、何!憐れんでくれるのかい。

 20分程何やかんやと費やしてしまった。そんな時間の無駄はいいとして、罰金がえらいことに!1万2千円と聞いて、また食って掛かりたくなった。一応「そんなにするんですか!」と言っておいた。でも反則したのは事実だし、なんだかんだの説明を聞くたびにはい、はいと小さな声でしおらしく。帰り道は言わずもがな、後続車無視でカメさんに徹して制限速度を超えないように。は~疲れたわ。

 ぐるっと回って結局、朝爽やかに書いたお手紙は、家の近くのポストに落とされたのだった。

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 畑で採れたにんじんを使ってキャロットブレッドを焼いた。昨日作ったキムチをお友達に届ける約束をして、その時パンでもと思って今朝焼いた。届けるメールをしていて、何かと忙しい彼女の在宅の時にと思いあぐねていたら、わたしのことを思って玄関にクーラーボックスを置いておきますからと言ってくれた。それなら、時間を気にせずにいい。

 パンが焼き上がって袋詰め出来るぐらいい冷めたタイミングで彼女の所へ行った。玄関に置いてあったクーラーボックスに入れようとしたら、中に袋に包まれたお菓子が入っていて、かわいいメモ書きが添えられていた。

 爽やかで心嬉しい気持ちの帰り道に、郵便局で罰金の1万2千円を納めた。クレジットで払ってポイント欲しいけど、現金なんだよねぇ。

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 彼女からのうれしいお菓子はチーズケーキだった。邦ちゃんは「これは格別や・・」と嬉しそうに、夕食後にいただいた。わたしは長男の夕食の後に二人で紅茶を淹れて、ゆっくり味わいました。ほんと、格別美味しいわ。感謝。

 毎日が色々。昨日はけったくそ悪い日(あら、お下品だこと)、今日はほんわか嬉しい日。「けったくそわるい」って、関西独特?やろねぇ…