もちもちしてないパン

これ何パン?山型で。

 あぁあ、午前零時を過ぎてしまった。しーんと冷えるので、切れていたストーブをまた点けた。一人だけのためにリビングいっぱい暖房するのは気が引けるけど、つい寒いので。何か温まるお茶がいいな、こんな時は。コーヒーを飲んだらもっと冷えそうな気がする。
 仕事に行く日は父のお昼ご飯は用意して行くので、仕事帰りの寄り道も気楽にする。多分12時になったらお布団から起きて来てレンジでチンして食べてるのだろうな。夕食も5時に食べると言うので、父の分だけ別で作り父一人で食べることになる。食べた後すぐまたお布団に行くので、私以外の家族とは話すこともない。わたしも、特別話したりはしない。元々そうは話したこともないし、会話が見つからないわ。冷たいかな。でも、これが自然、元々そうだから。
 昨日は便秘の薬を買って来てと言ってわたしにお金を渡そうとした。その時少し話して、便秘がちなことが分かった。お薬はわたしのがあるから飲んでみてねと言って昨夜飲んでみてもらった。今日聞いてみたら少しは効いたみたいだけど、今夜もまた飲んでみると言ったので、効き目は今一つなのかな。父は快便のイメージが昔からあったので気にしてなかったけど、もう随分時が流れている。体の機能は衰えるものだ、自分もそうだけど。ほとんど歩かなくなったから、信じられないほど細い脚だ。思うように歩けなくなると言う事、想像してみても実際自分がそうならないと、実感がわかないものだ。大抵のものがそうだろうけど。でも、想像しなくちゃいけない。わたしにそんな思いやりはあまりない気がする、父に対して。
 食パンを、プルマンで焼くともっちりして美味しくて好きなのだけど、父はあまりもっちりしているのは好きじゃないみたいだから、山型で少し軽めに焼いてみた。朝はトーストが楽しみたいだ。パンとコーヒーが好きと言うより、パンに付ける砂糖、コーヒーに入れる砂糖が好きみたいだ。ものすごい勢いでグラニュー糖が減っている。食パンを焼いて、マーガリンを塗って砂糖を振ってからさいの目ぐらいに細かく切って、箸でつまんでコーヒーの入っているカップに浸して食べている。家に帰ると、マーガリンの付いたパン切り包丁が元の位置にあったし、グラニュー糖が付いたままのまな板も元の位置に立てかけてある。こーんなこと、一人で出来るんじゃん。わたしがいない時、台所いろいろ探しているんだね。そう言えば使ったお皿やカップなど洗ってある。家を出るときに要りそうなお皿やスプーンなどはそろえてテーブルに置いて行ってるけど、それしなくてもいいのかな。お皿やカップなど自分で探して使うかもね。


 寄り道にらくだ書店にて。秋冬限定の栗クロワッサンを買ったのだけど、袋に入れて持って帰って、夕方帰って来た末っ子と半分こして食べた。オーブントースターで焼き直したらサクサク感が戻って美味しかった。