親の心

ブラックベリージャム

 朝、プラごみを出す日だったので7時半ごろ外に出ると、車のガラスがバリバリに凍っていました。出勤の朝は凍っていてもこの時季はまだ暗いので、とにかく凍っているのを溶かすのに必死です。今朝気が付いたのですが、ガラスに着いた氷の小さな粒がキラッと光って思わずきれい!って小さな声を出しました。朝日が差して、この時間にはこんなプレゼントが用意されているんだわ。次に出掛けるころは何もなかったかのようにきれいさっぱり何もないフロントガラスです。一枚の窓も、時間帯によって表情が随分違うんですね。
 冷凍庫の中に眠らせておいた、昨年収穫のブラックベリーがやっと解放されて冷凍庫から出されました。何袋も採っては冷凍庫の入れておいたものが溜まって、いったいどれぐらいの量があるのでしょうか。今日の分は1,220gでした。一度に出しても炊くのが大変なので、分けて出します。まだカチンカチンなのでまずは常温で解凍してからでないと。午前中に入れる瓶を煮沸消毒してブラックベリーを解凍して、お出かけ。
 夕方やっと解凍した様ですが、ご飯の支度しながらのジャム作りは難しいので、夕ご飯が済んでから取り掛かりました。お弁当の準備しながら、片付けしながらになりました。グラニューを30%ほど入れてから鍋にかけて、1時間ほどで出来ましたので、大した労力ではないのですが、やっと作ったと言うホッとした感じです。冷凍庫に溜めていた後ろめたさからの解放です。眠っている残りのブラックベリーちゃんも早いうちに開放させてあげるつもりです。解放ってなんだよ。冷凍庫がクリスマス前後ぐらいからぎゅうぎゅう詰めなのです。ぎゅうぎゅう詰めの所に追い打ちをかけるように、米麹を5キロも注文したので大変なことになったのです。

 小瓶に5個出来ました。ブラックベリーの種を取るために裏ごしをするのが少しだけ手間です。それと、炊いているとふつふつと湧いてくるときに飛び散ってしまうので、ガスコンロの近辺はブラックベリーレッド?色の小さな粒が散らばります。放っておくと粘着してしまいそうなのでそばについて散ったらすぐに拭きとるようにしました。

 なんだか分かりにくいですが、いわしのつみれ汁です。寒い時季はこういうのが美味しいね、と言いながら邦ちゃんもお代わり。もうとっくに大きな大人なのですが、つい子供たちも好きだったなぁなんて、しんみしりします、あはは。二男末っ子、夫々に家庭と言うものをもって一家の主になって、夫々家族という形を形作って歩いていると言うのにも関わらず、気になるものですね。こういう気持ちになる時は、逆の立場になってみるのも大事なのでしょう。親の心も順送りです。