今日は啓蟄

昨日の夜にグループラインが入りました。来週の月曜の予定がキャンセルになりました。明日約束していたランチは、小学生を持つ友達なので、学校が臨時に休みに入ったために出来なくなりました。

自分自身も、行動にブレーキをかけていることもあります。なんだか変な自粛ムードです。歴史は今以前もこれから先もきっと延々とあるのでしょうが、この今のコロナウィルスによる世界的で危機的な状況は、歴史の先から見たら一時期の混乱期？なのかもしれません。分かりません、何かが起こっても何でも暢気に構えてしまう私の性格だから、ただ茫然と見ているのかなぁ。小さな小さな目に見えないような恐怖にさらされているわたし、そしてみんな。

ふきを茹でて冷水に晒して皮を剥いていました。何気ない時間です。ゆっくり時間がある今のわたしは、手先に目を凝らしながら、この今の静かな時をかみしめていました。なんてのどかな休まる時なんだろう。こわいぐらいな平穏と、どこかに潜んでいる小さな小さなウィルスの恐怖も頭の中にあって、混とんとしています。

先日、友人の誕生日があったので、今日ほんのわずかのプレゼントを持って会うことにしました。友人の近くにある雑貨屋さんで待ち合わせして、次はブルーチーズが買いたいと言うので他よりもお安く変えると言うイケアに行って、その後お茶タイムにしました。いつもは一人で寄るお店ですが、今日は二人でお喋りです。

そう言えば、今日は啓蟄です。土の中の虫も今日の寒さにはびっくりして出てこれないでしょうか。出掛ける時に寒くて、ダウンコートにしようか迷いましたが、３月なのでなんとなくダウンは止めにしました。別にいいんだけど・・。

お店の窓から外を眺めていると、時雨のようなのが降ってきて、明るい空の風景とそぐわないような気がしました。「京都の時雨みたいやね」と、京都に住んでいた彼女もうなずいていました。共通点があると言うのはどこか落ち着きます。

平穏と小さな恐怖と、友人とのお喋り、今日も一日が過ぎました。