デマの後先

今朝の中日新聞のくらしのページで、東京大大学院の社会心理学の准教授に聞いた「新型肺炎 デマで買いだめ」あおられ品薄”現実”に と言う記事がありました。

この見出しを見ただけで、今のわたしにスーッと入り込んできて(誰もかもしれませんが)深く頷きながら読みました。デマだと分かっていて「在庫は十分」とされていても、この前、実は初めて見たんですが(かなり遅い(^-^;)トイレットペーパーが全く棚にないのを見て、遅ればせながら驚いてしまい、いつも普通に買っている無水エタノールの棚もすっからかんで驚愕。

ま、わたしはいつもの様に生協の注文で買っているからと高を括っていたのです。昨日の生協配達時に言われました。「注文が多かったら抽選になります」「え”--!!マジか!」なんで、あおられることもなくデマだと買わずに冷静でいたわたしはなんだったのー!?っと、少しばかりヒステリックになりました。

「十分に足りています」というメッセージだけでは、消費者にとっては店頭にないという事実とのギャップを強調するような言い方で、フラストレーションをためてしまい、逆効果になっているのでは。商品が届くように頑張っているという姿勢を供給側が示し、「数日以内に届きます」など、状況をきちんと、具体的に伝えることが大切だ。

 と社会心理学の先生の言葉、その通りだと思います。

さて、生協注文の抽選に漏れてトイレットペーパーが手元に無くなったら、わたしはパニックになるのだろうか。何故か邦ちゃんは心配していて、わたしはいつもの様に楽観している。なんとかなるわ。

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木曜日に友達の近くの雑貨屋さんで買ってきた紅茶たち。これはローズレッドです。午後のティータイムを楽しむことが出来ます。

このお店、もう何年か前に長男が前の職場の仕事帰りに寄っていた所だと気づきました。

夜帰って、何気なく紅茶の入った袋を渡してくれていました。どこで買ってくるの?などと話していたのでしょうが、ちゃんと覚えていなくて。ただお店の名前に聞き覚えがあって、このお店だと分かりました。

彼が仕事帰りに、疲れた体とあまりきれいではない仕事着を着たままお店に入って、選んでくれてた姿を今更のように浮かべていました。今日は何の紅茶?などとあっけらかんと交わしていたあの頃のわたし。

静かに午後、どの茶葉にしようかなと思いながら口に含んだとき、思わず胸がジーンとしてきました。何気ないことで、ただのわたしの感傷なのです。

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今日は思いがけずこのブルーチーズをいただきました。先日一緒にイケアに行った友人が持って来てくれたのです。あの日、帰ってからメールをしていた中で今度わたしも買ってみようかなって言ったのを、何も言わずに思ってくれていたのですね。

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早速、昨日焼いたグラハムブレッドをトーストして塗ってみました。

暫くすると柔らかくなって、全面に伸ばしていただきました。癖のある味、美味しい。邦ちゃんは苦手みたい。