雨上がりの空に

フロントガラスに粒々が無くなって

西の空に淡い水色がのぞいてきたわ

曇り色の空がパステルカラーの水色になりだした

その空の下、信号は黄色に変わった

少しも急がない

ゆっくりブレーキを踏んで

心は何も求めていなくて軽い

閉じこもった場所から逃れて

これから自由の空間に

 

周りを見て焦ってた

自分を誰かと比べていた

出来ないことしか頭に浮かんでいなかった

雨上がりの空

ただそれだけで嬉しいのが不思議

いくつになっても

気にすることないわ、わたしはわたし

 

今日、いきなりテレビの画面が真っ暗になった

音は出るのに何にも見えなくなった

テレビなんかなくっても構わないわ

なんて思っていたのに

いざほんとに消えると、困る・・

こんな風に日常の当り前から何かが消えて

その当たり前だったことに感謝する

みえないあなたに

忘れず感謝していよう

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