働き者とぐーたらさん
わたしが起きるころはたいがい、いえ絶対、邦ちゃんはとっくに起きている。一人でワンプレート朝ごはんを食べ終えていたりする。今日は、リビングに居てまだ朝ご飯を食べていなかった。
「まだ食べてないのね、パンにする?トマトでもスライスしようか?」
「これから畑行って、帰ってから食べるわ」
邦ちゃんが帰るまでに、朝の家事をして調度いいくらいかな。昨日は乾いてなかったので畳んでなかった洗濯物を畳むのもあるし。一区切りついた所に、見事に大きな白菜とチンゲン菜を持って戻ってきた。
「うひゃーでっかい白菜!」思わず息を吸って叫んだ。その白菜の下に顔を見せてるチンゲン菜もこぼれんばかり。
白菜は大きすぎて写真撮れません。そんな訳ないか。白菜とチンゲン菜の消費にこれから暫く勤しむことになるのだね。新鮮な野菜に感謝。という事にしよう。
新聞とコーヒーとメガネ。午前10時の仲間たちですね。今日もこうして1杯のコーヒーをゆっくりと飲めるのは幸福なこと。働き者の邦ちゃんは、もうスーパーにお買い物です。魚を見たくてお気に入りのスーパーに出かけます。
「あ、行くんだったら・・牛乳買って来て。それと、豆乳」と言いかけて、豆乳は色々あって分かり辛いからいいかなと頼むのを止めました。
新聞を読み終えるころ帰ってきた。「おかえりー」「豆乳も買ってきたよ」「えっ!
分かったぁー?無調整のやけど」「これやろ、これやと思ったわ」はい、当たり。
夕方近くパン焼を始めたころ、「ちょっと花見て来るわ」「はな・・?」「ござらっせ」「あ、花の苗?球根?」とか言ってる間に出掛けて行きました。そう言えば、何か苗か球根かあったのかな、帰って来た時に話するのを忘れていた。
それにしても・・私が家でダラダラしてる間に邦ちゃんは出たり入ったり、ほんとによく働く人ですね。午前中に行ったスーパーで買ってきたヒラメのお刺身と、カキのフライを食べて、もうすやすやお休みしています。今日も一日お疲れ様でした。
明日の朝お届けするロールパン。
わたしを探して
わたしを見つけて
手を伸ばして
ぎゅっと掴んでほしい
そのぬくもりに
耳を澄ましている